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昨日、BUCK-TICKファンクラブオンリーのライブに行ってきたのですよ。うふ。
最近、少々「大好きであるのだからには、がんばらねば!前へ、前へ!!」という気持ちを持つ事に疲れておったので、あんまりそういうふうな気合は入れず、まったりと見ていたのです。
その気持ちの抜き加減が良かったのか、なんかね、全ての曲がすんなりと自分の中に入ってきてとーっても楽しくなってきてしまって「あー、ワタクシやはりBUCK-TICK大好きなんだなー」と実感して帰ってきました。
私の気の持ちようだけでなく、BUCK-TICKの演奏もすごくこう、「曲をみんなで楽しもう」っていう感じが、けれども決して押し付けがましくない雰囲気があったように思う。
それは今井さんのギターがちょっと違うだけだったり、曲のほんのちょっとの編曲の仕方だったり、メンバーのなにげない態度だったり、全てが少しずつなんだけど確実に効果があったんじゃないかと、一日経って思ったりしてます。

「FLY HIGH」って、私がファンになった直後は、すっごく好きで好きでたまらなくて聴きすぎて勝手に食傷気味になってたんだけど、出だしのギターの音聞いた時「うわん、なにそのいい曲、フライハイじゃん!うわーん」って単純に嬉しくて楽しくなっちゃったりした。
そう、今回のライブで、”もう聞き飽きてます!”ってなってたどの曲も全て輝いてた、決して大げさではなく。

それで「キャンディ」なんだけども。
もう、ワタクシ、キャンディ大好きだったんだって気が付きました、今回。
元々私はシングルカットされた曲って、アルバムより先に何回も聞き込んでしまいすぎるから、アルバムの中に入った時にどうも浮いてるように思えていつも心の中の整理棚でちょっと別な棚に入れられてしまうのです。私だけだと思うけど。
別な棚ってのは、好きとか嫌いとか評価しきれなくて、でもやたら覚えてるだけの状態で置かれてる棚なんです。気に入ってるのかどうかわからんからそのまんま置きっぱなし。
そういう状態の曲をぽっと出されると自分でビックリするくらい新鮮に感じてしまい、「こんなにいい曲だったのになんで当時の私は何にも思わなかったんだろう」という申し訳ない気持ちになったりする。
キャンディ、曲も好きだけど、歌詞が好きなんだな。多分、あっちゃんの言わんとしている事とは全然別次元で、自分の感情に置き換えて(そういう解釈が良いか悪いかは別として)するっと心に入ってくる歌詞なのです。
「僕の箱庭にキャンディ敷き詰めて、これが君だよと優しく微笑みかける」とか、気持ちがすっごい良くわかる。そんな事誰かに言われたら、嬉しくって堪らないよ私。逆に、私が誰か好きになってる時、相手の存在をそういう風に捕らえてると思う。自分の中の世界、あまいあまい君だけでいっぱいなんて。ああなんて腑に落ちすぎるんだ。
キャンディの歌詞は頭から最後まで、全て飲み込める、溶け込める。それが嬉しいのかも。

好きなものが見つかるって対象がなんであれ嬉しくて小躍りしたくなる事だなー。
素敵な事だわ。

■キャンディ/BUCK-TICK

何度見ても変なPVだ…古川さんぽい。あとドレッド今井やっぱりなじめない。
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